平成23年東北地方太平洋沖地震の経験
現在、東日本大震災からまもなく、12年を経過しました。午後2時46分、三陸沖で震源とする、マグニチュード9の超巨大地震を襲いました。国内史上最大規模な地震を記録でした。東北から関東で震度6以上の揺れを襲い、地震発生から25分で、東北の沿岸部に10m以上の巨大津波を襲い、次々に町の姿を消し去ったのです。
そして、福島第一原発事故を受けて、福島浜通りの各市町村で放射線の影響で住めなくなりました。東日本大震災から10年、放射物がなくなったことで、避難指示を解除となった。
人的被害では、※約22000人が命を去った… その内9割以上が津波にやられたと言います。まだ、約2500人は連絡も無く、行方がわからないままです。
南海トラフ巨大地震とは
近い将来は、最も懸念されてるのは、南海トラフ地震です。南海トラフとは、駿河湾から日向灘まで伸びる境である。メカニズムでは、ピィリピンプレートがユラシアプレートに押沈み込んで、毎年5~6cm の歪が溜まり続けています。そして、ユラシアプレートが限界まで達して、元に跳返し、100年から200年の間隔で繰返して巨大地震を起こしています。
特に宝永地震は全割れを確認されている地震です。ある説では、日向灘もずれ動いた可能性があり、マグニチュード9を達していると考えられている。そして、約150年後では安政東海地震が発生し、その32時間後、安政南海地震が発生した半割れです。それから90年後、昭和東南海地震で2年後昭和南海地震を引き起こしました。だが、東海地震は170年間発生していません。
南海トラフ地震は30年以内でマグニチュード8~9クラスが起きる確率は最大で80%、40年以内では90%に、昨年1月に修正した。これは、いつか発生してもおかしくないと言われる相対的な確率です。もし、ある日、南海トラフ地震が起こった場合、どうなるのか。自分の地域をとおして、対策を考えや防災知識が重要です。
南海トラフ巨大地震(M9.1)が起こった場合の想定
南海トラフの巨大地震に関する津波高、浸水域、被害想定の公表について
PS:南海トラフの巨大地震については、内閣府に昨年8月に設置された「南海トラフの巨大地震モデル検討会」(座長:阿部勝征東京大学名誉教授、以下「モデル検討会」という。)において、科学的知見に基づき、南海トラフの巨大地震対策を検討する際に想定すべき最大クラスの地震・津波の検討を進め、本年3月31 日に第一次報告として、震度分布・津波高(50mメッシュ)の推計結果がとりまとめられた。
今回、モデル検討会において、第二次報告として、10mメッシュによる津波高及び浸水域等の推計結果がとりまとめられたものである。
一方、中央防災会議防災対策推進検討会議の下に本年4月に設置された「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」(主査:河田惠昭関西大学教授、以下「対策検討WG」という。)において、南海トラフ巨大地震を対象として具体的な対策を進め、特に津波対策を中心として実行できる対策を速やかに強化していくことが重要との認識の下、当面取り組むべき対策等をとりまとめた中間報告を7月19 日に策定した。
また、対策検討WGにおいては、並行して被害想定手法等について検討を進め、今回、第一次報告として、建物被害・人的被害等の推計結果がとりまとめられたものである。
南海トラフ巨大地震が東日本大震災級で発生した場合